MINETTI AUTOMATIC
銀河辺境シリーズに登場するニードル・ガン。その名の通り小さな針を飛ばす対人兵器。
SFマガジンに連載されていた加藤直之氏のイラストを基に制作。
素材は殆どがプラ板。重量感を出すために、隙間という隙間に釣り用の板鉛を詰めてある。
残弾数がデジタル表示されるという設定があったが、市販のLED数字パネルを制御するデジタル回路を組む技術が無かったため、グラスファイバーを8の字型に組んで、14個の麦球を仕込み、円形のプリント基板をトリガーで回転させて接点を動かして数字を変更させるという“ちょー”ローテクな手作りカウンターメカニズム搭載。
原作者の故A.B.チャンドラー氏に、来日時の歓迎パーティーでお目にかける機会があったが、手にとったとたんにマガジン（電池ケースになっている）を引き抜き（残弾数を確認しようとしたのだろうか？）、「これは貰えるのか？」と訊ねられて戸惑ってしまった思い出がある。（制作：園山靖輔）